合法的に売りたい チケット処分の選択肢

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このアーチストのライブに絶対に行きたい。しかし、運よくチケットを購入することができたとしても、その日都合が悪くなって行くことができなくなってしまった……という方々もきっといらっしゃるでしょう。

そのままチケットを捨ててしまうのももったいないですし、何か合法的方法はないものでしょうか。

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チケット販売は合法ではない?

そもそも、自分が行くことができなくなってしまったライブチケットを他の人に売るという行為がなぜ違法に該当してしまう可能性があるのでしょうか。そちらの方が不思議という気もしますが。

金券ショップに行っても、有名アーティストのチケットが販売されていますし。

まず、どうしても行くことができなくなってしまったライブチケットに対して、金券ショップに定価以下の価格で買取してもらうことに対しては違法性がある訳ではありません。

問題なのは、定価以上の価格で販売し利益を得ることを目的とすることです。

また、販売元が転売を禁止している場合もNG行為とみなされるので注意が必要です。
そのようなとき転売をしてしまえば、営業妨害で訴えられてしまうかもしれません。

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やはり高額転売は放置できない?

都合が悪くなってライブに行くことができなくなってしまった……、そのようなとき安易に譲ることができる人が身近にいてくれればいいのですが。

それが一番の合法的処分の仕方です。

しかし、世の中そうは簡単にはいかないことの方が多いです。

注意しなければならないのは、2019年にチケット不正転売禁止法が整理されたことです。
チケット転売の事情は今後もっと厳しくなっていくことも予測することができます。

そんなことをしないでもいいのではないか……という気持ちもない訳ではありませんが。
しかし、そのような対応をしないと、人気アーチストのチケットを大量に購入して、高値で転売する行為があちらこちらで横行してしまうでしょう。

また、数千円程度のチケットを転売業者が数十万円の価格で販売しようとし、思惑が外れ……、チケットは全部販売したはずなのに、ライブ当日お客様が半分程度しかいないという事態もかつておきています。

他にもいろいろなトラブルを想定することができるでしょう。

しかし、実際に本当に行きたいと思って購入したのに行くことができなくなってしまった……という方々がいるのも事実です。転売し、欲しいと思っている人たちにチケットを譲れば、空席のリスクもなくすことができますし。

みなさんもライブへ行ったときに、チケットを持ち、ふらふら挙動不審な行動をしている人を見かけたことがあるのではないでしょうか。彼らが「ダフ屋」なのです。

チケットを定価以上の価格で売りさばき利益を得ようとしているヤカラです。

ダフ屋行為は、多くの都道府県において迷惑防止条例として禁止されており、違法行為です。

つまり、ダフ行為をしなければ違法ではないということになります。

ですから、どうしてもライブに行くことができなくなってしまってチケットがもったいないと考える方々は、堂々と売る行為に出ても問題はありません。

価格に対しては、双方の合意を得ることができて、&常識的範囲の金額であればということになりますが。

微妙な言い方ですが、つまり限度を超えていないかです。

転売で利益を得ても見逃されている人たちも一杯いますし、要は目をつけられてしまうかつけられないかの違いです。

人を殺してしまったという大犯罪をおかしている訳でもありませんし。

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このような点にも注意したい

実際問題、いろいろ問題を解決するために近年では入場の際に本人確認書類を厳しくチェックしたり、購入の際顔写真の提出を求めたりするケースも増えてきている現状があります。

本人確認があるチケットを譲渡することはほとんど無理でしょうし、販売側の規定としてどのような転売行為も禁止していることがあります。注意をしなければならないのは、迷惑防止条例だけではないのです。

販売側で、どのような転売行為も禁止している以上そのルールには従う必要がありますし、従わない場合、ファンクラブなど強制退会になってしまう可能性もあります。

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まとめ

いかがでしょうか。

今回は、合法的にチケットを処分する選択肢について解説をしました。

どうしても行くことができなくなってしまったライブチケットは、金券ショップに定価以下の価格で買取してもらうことは違法性がある訳ではありません。

また、譲ることができる人が身近にいてくれればいいのですが。

しかし、チケット処分については、今後より対応が厳しくなる可能性があります。

行くことができなくなってしまったチケットを誰か欲しいと思っている人に譲りたい……。それは、ごくごく道徳的行動とも言っていいでしょう。しかし、そのような道徳的行動に対しても厳しいメスが入ろうとしています。

しかし、そうまでしなければならないほど、チケット転売がビジネス化しつつあると言っていいでしょう。やはり、そのようなマイナス因子を放置しておくことはできないのです。

だったら、「チケットがもったいないではありませんか」と主張しても、「それは行くことができなくなってしまったあなたが悪いんじゃないですか」と言われてしまうだけなのかもしれません。

ライブチケットを買ったら自分で行く。

それが一番正しい選択肢です。

今後、

・入場の際に本人確認書類を厳しくチェック
・購入の際顔写真の提出を求める

などの対応により、それ以外の選択肢は全部遮断されてしまう可能性があります。
しかし、それでは厳しすぎるということで、その後に多少のりしろも作られていくのかもしれません。

「世の中何もかも厳格化されていくということもいいものではない」ということにそろそろみなさんが気づき始めている頃ではないでしょうか。

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