TBSで放送されている人気クイズ番組、『東大王』の芸能人チームとして出演している金田一央紀(きんだいちおうき)さん。
東大王に初出演した時からここぞ!という場面でクイズに正解したり、クイズの早押しで押し勝つなど東大王キラーとして彗星のごとく現れ気になった人も多いかと思います。
東大王の番組内では肩書は演出家、キャッチフレーズが「言語学者・金田一一族のDNA」としながら、長髪ポニーテールにダンディな顎髭姿の金田一央紀さん。
そんな金田一央紀さんは、名門・言語学者一族である金田一一家の四代目にあたります。
また金田一央紀さんの父親は三代目ということになり、金田一秀穂(きんだいちひでほ)さんという方でテレビに出演したり国語辞典の監修を務める言語学者です。
また”金田一”という苗字といえば金田一少年シリーズと関係があるのでは?と気になった人も多いはず。
そこで今回は、演出家金田一央紀さんについて『父親は言語学学者の金田一秀穂!』『金田一一家の家系図がすごい!』『金田一少年シリーズとの関係性は?』と題してまとめていきたいと思います。
金田一央紀の父親は言語学者の金田一秀穂!
金田一央紀さんの父親は日本の言語学者の金田一秀穂さんという方です。
【きょうのニュースEye】
■金田一館長の図書館像とはhttps://t.co/UTdBrFhhRL
山梨県立図書館の新館長に金田一秀穂氏(64)が就任した。「人と人とが出会う場所」。図書館をこう位置付ける金田一館長。新館長が考える図書館像とは―。 pic.twitter.com/1hZ6VrM0R1— 山梨日日新聞社 (@sannichi) April 18, 2018
【プロフィール】
名前:金田一秀穂(きんだいちひでほ)
生年月日:1953年5月5日
出身大学:
上智大学(学士)
東京外国語大学(修士)
研究機関:杏林大学
出演テレビ
・日本語なるほど塾(NHK)
・タモリのジャポニカロゴス 解説(フジテレビ系)
・世界一受けたい授業(日本テレビ系)
・NIHONGO QUICK LESSON (NHKワールドTV 日本語講座)
・THE 博学(テレビ朝日)
・NHK高校講座 あらためまして ベーシック国語(NHK Eテレ)
金田一央紀さんの父親である金田一秀穂さんは、日本語教育・言語行動・意味論を専門としている日本の言語学者です。
現在は、杏林大学外国語学部教授、政策研究大学院大学客員教授ですが、言語学者ということでテレビやCMにも出演もしています。
朗らかな笑顔が印象的な金田一秀穂さんの顔写真を見て「あぁ!この人か!」と思った方、多いのではないでしょうか。
筆者もその一人です(^_-)
後述しますが、金田一秀穂さんは金田一一族の三代目としても知られています。
けれども最初から言語学者になるつもりがあったわけではなく、大学卒業直後の約3年間は就職せずに読書三昧の日々を送っていました。
その後、1980年に韓国旅行をしたことをきっかけに日本語を意識し始め、外国に住みたいという目的から日本語教師養成講座に通い始めたことから言語学者の道に進んだそうです。
金田一秀穂さんは言語学者ということで国語辞典の監修なども務めています。
もしかしたらあなたのもっている辞書も金田一央紀さんの父親である金田一秀穂さんが監修されたものかもしれませんよ!
言語学者一族・金田一一家の家系図が凄い!
金田一央紀さんは、名門言語学者一族である金田一一家の四代目となりますが、金田一一族の家系図が凄いのでご紹介していきます。
金田一一家の家系図
【一代目 】
金田一京助(言語学者)
【二代目 】
金田一春彦(国語学者)
【三代目 】
金田一真澄(ロシア語学者)
金田一美奈子(田中美奈子、ゴルフライター)
金田一秀穂(言語学者)
【四代目】
金田一央紀(演出家)
金田一ゆい
【一代目 】金田一京助
金田一一家の一代目と言われているのが言語学者の金田一京助です。
金田一央紀さんからみると曾祖父(ひいおじいちゃん)にあたります。
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金田一京助は国語辞典の監修者として知っている方も多いと思います。
国語辞典の監修以外には、日本のアイヌ語研究の本格的創始者であり、彼がいなければアイヌ語は残っていなかったといわれるほど研究に生涯を捧げました。
他には國學院大學教授、東京帝国大学教授、國學院大學名誉教授を務め、日本学士日本言語学会の二代目の会長も務めました。
また、歌人・石川啄木の親友だったことでも有名です。
2020年に制作された石川啄木主役のアニメ「啄木鳥探偵處(きつつきたんていどころ)」では石川啄木の探偵業の助手というキャラクターで金田一京助が描かれました。
【二代目 】金田一春彦
金田一一家の二代目と言われているのが学日本語学者の金田一春彦(きんだいちはるひこ)です。
金田一央紀さんからみると祖父にあたります。
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一代目金田一京助の一人息子にあたり、彼も日本語の言語学者として活躍しました。
国語辞典などの編纂や日本語の方言におけるアクセント研究で知られています。
文学博士であり、勲三等旭日中綬章、紫綬褒章、瑞宝重光章を受章しました。
「言葉は時代とともに絶えず動いて 変化する」を持論とし、アクセントの時代的変化を明らかにしていきました。
また、「カミ」「クシ」などの二音節名詞のアクセントが5つの群に分類できることを明らかにしたのも金田一春彦ということです。
【三代目】金田一真澄、金田一美奈子、金田一秀穂
金田一一家の三代目となるのが金田一真澄(きんだいちますみ)、金田一美奈子(きんだいちみなこ)、金田一秀穂(金田一ひでほ)です。
金田一秀穂さんは先ほどご紹介した通り、金田一央紀さんの父となります。
金田一真澄さんは央紀さんの叔父、金田一美奈子さんは央紀さんの叔母にあたります。
金田一真澄さんはロシア語学者で慶應義塾大学名誉教授、長野県立大学学長を務めています。
真澄さんは子供の頃は国語が苦手で、早稲田大学理工学部電気工学科へ進学し半導体の研究をしていましたが、修士課程修了後に言語学研究の道に進まれたそうです。
金田一美奈子さんはゴルフライターだそうです。
秀穂さん、真澄さんお二人とも最初から言語学者を目指していなかったにも拘わらず、言語学者の道に進まれたのは京助さん春彦さんの影響がやはり大きかったのかもしれませんね。
【四代目】金田一央紀、金田一ゆい
金田一一族の四代目が、演出家であり東大王でも大活躍している金田一央紀さんです。
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東大王で共演している富永美樹さんとのツーショット!
金田一央紀さんは演出家として劇団を主宰しています。
金田一央紀さんは以前、「有吉反省会」に出演し言語学者の家系を自分が途絶えさせたと反省していました。
また一時期は、30代半ばながら貯金が100万円もなく父の秀穂さんから生活費を仕送りしてもらっていたにも関わらず夜は仲間たちと飲み歩き楽しく過ごしていたとか( ゚Д゚)
その生活ぶりを有吉反省会の出演者から「クズ!」と呼ばれてしまったとか。。
そんな金田一央紀さんですが、東大王での活躍を拝見すると語学の研究はしていないにしても、DNAをしっかり受け継いているのを感じさせる正解率を見せてくれています。
ちなみに、央紀さんには”ゆい”さんという妹がいるようです。
ゆいさんについては過去に和菓子職人の修行をしているという情報はありましたが現在の様子は分かりませんでした。
金田一一族と金田一耕助、金田一少年の関係性は?
”金田一”という苗字は珍しく、”金田一”と聞くと横溝正史の推理小説「金田一耕助」や金田一耕助の孫が主人公の「金田一少年の事件簿」が最初に思いつく方も多いと思います。
調べてみると、金田一耕助は金田一京助の親戚の表札を見て命名されたとのことです!
横溝正史の推理小説に登場する名探偵・金田一耕助の名は、金田一京助の名がもとになっている。横溝が『本陣殺人事件』を執筆していたころ、同作に登場する新しい探偵の名には当初「菊田一◯◯」という名を考えていたが、岡山に疎開するまで横溝が住んでいた東京・吉祥寺の隣組にいた「金田一安三」から、「菊田一(きくたいち)」とよく似た「金田一(きんだいち)」へに変更したのである。また安三が著名な言語学者・京助の実弟(電気工学者)だということを知ると、「京助(きょうすけ)」の方も拝借して「耕助(こうすけ)」とした。
引用:Wikipedia
今では考えられないような、命名の仕方で驚きですよね。
あくまでも、表札を参考に命名をしたということなので金田一一族と直接的な関係性はないことがわかりました。
横溝正史の推理小説も金田一京助も世代を超えて知られているところに不思議な縁を感じますね。
まとめ
今回は、演出家金田一央紀さんについて『父親は言語学学者の金田一秀穂!』『金田一一家の家系図がすごい!』『金田一少年シリーズとの関係性は?』と題してまとめました。
金田一一族は代々言語学者の道を歩まれた著名な方ばかり。
金田一央紀さんは言語学者を途絶えさせたと仰っていますが、東大王での活躍をみると実は十分に知識があるのでは?と感じてしまうほど。
演出家の仕事以外にもオファーが増えるかもしれませんね!
これからの金田一央紀さんの活躍に注目です。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
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