2022年10月14日公開となることが発表された実写版の映画「耳をすませば」。
ジブリの人気作品が実写化されるということで制作発表時から話題になっていますよね。
アニメ版の「耳をすませば」ではバイオリン職人を目指す天沢聖司と小説家を夢見る月島雫の淡い恋物語で青春映画の金字塔といえる作品です。
そんな「耳をすませば」ですが、2022年公開の実写版のビジュアルが公開されると、聖司くんがチェロを弾いてる!?、バイオリン職人は!?と驚きと同様の声が広がっています。
なぜ天沢聖司はバイオリン職人ではなくチェロ奏者として描かれたのでしょう?
すでに実写版が楽しみという声とバイオリン職人のままがよかったという声も。
そこでこちらの記事では天沢聖司(聖司くん)がなぜチェロ奏者として描かれているのか筆者が個人的に考察していきたいと思います。
この記事で分かること▼
・原作では天沢聖司の夢は画家だった!
※筆者個人が考察したものなので、参考程度に読んで楽しんてださいね(^_-)
実写映画「耳をすませば」で天沢聖司がチェロ奏者として描かれた理由5つ!
実写映画「耳をすませば」で天沢聖司がチェロ奏者として描かれた理由について、筆者なりに考えてみました!
・バイオリンよりチェロの音域が映画に合う
・チェロの方バイオリンより習得しやすい
・バロンが小さいのでチェロの方が絵面がよい
・バイオリン職人からチェロ奏者に夢が変わった過程が描かれる?
・チェロ奏者の方がバイオリン職人より話の幅が広がりやすい?
ひとつづつ見ていきたいと思います!
バイオリンよりチェロの音域が映画に合う
実写映画「耳をすませば」で天沢聖司がチェロ奏者として描かれた理由の1つ目はバイオリンよりチェロの音域が映画に合う可能性があるからです。
チェロの一番低い音はピアノの一番低い「ド」から始まり、そこから約4オクターブ高い音までの音域を出せます。
チェロ一つでヘ音記号からト音記号まで2つの記号を弾けます。
またチェロはバイオリンよりもチェロの方が人の声の音域に近いと言われています。
(弦楽器の中で最も人の声の音域に近いのはビオラ、次に近いのがチェロ)
もちろん他の映画やアニメ版でも映画でバイオリンを奏でるシーンがある映画が沢山ありますよね。
けれども、実写映画「耳をすませば」では、チェロの聞きなれた音域での演奏や表現がしやすいという点で天沢聖司がチェロ奏者として描かれたのではないでしょうか。
バイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバス。4つの弦楽器の音域をピアノの鍵盤を入れて比べてみました。地面になっているのはバイオリンの最低音です。チェロさんてすごいや。4人いれば音域に困らずにアンサンブルできるなんて…! #contrast_design pic.twitter.com/NhE2TDoMd4
— Contra-St🎻かなざわ文具の博覧会4/23〜 (@aoyamana) June 27, 2019
チェロの方バイオリンより習得しやすい
実写映画「耳をすませば」で天沢聖司がチェロ奏者として描かれた理由の2つ目はチェロの方バイオリンより習得しやすいと言われることがあるからです。
チェロは音程を作るところからスタートするのでピアノやギターに比べると、難しい楽器と言われています。
しかし、弦楽器のバイオリンやビオラに比べるとチェロは習得しやすいと言われています。
なぜならチェロとバイオリンでは楽器の持ち方が違うからです。
バイオリンは左手で楽器を担ぎ、アゴで挟みます。
そして、地面に対して垂直に弓を動かして音色を奏でます。
他人が演奏しているのを見ると簡単そうですが、初めてバイオリンを持つとキツイ~となるそうです。
一方、チェロの場合は座って抱きかかえるだけなので体への負担が少なくすみます。
弓の動かし方も地面に対して平行に動かします。
慣れるまでは難しいですが、バイオリンのように体をよじる必要は無いのでチェロの方が習得しやすいと言われています。
今回の実写映画「耳をすませば」では天沢聖司と月島雫が中学生の頃とその10年後が描かれます。
中学生の天沢聖司は中川翼さん、10年後の天沢聖司を松坂桃李さんが演じます。
恐らくチェロもバイオリンも未経験の2人にどちらかを教えるとなったときに、比較的習得しやすいチェロになったのではないでしょうか。
バロンが小さいのでチェロの方が絵面がよい
実写映画「耳をすませば」で天沢聖司がチェロ奏者として描かれた理由の3つ目はバロンが小さいのでチェロの方が絵面がよいからと考えます。
公開されたポスタービジュアルをみると、バロンと思われる猫の後ろ姿がありますよね。
実写映画版『耳をすませば』の公開⽇が10⽉14⽇に決定!原作の実写化に加え、雫と聖司の10年後も描写 https://t.co/X4bm4EUlWw pic.twitter.com/o3gk3JL56Q
— IGN Japan (@IGNJapan) April 12, 2022
このポスターはバロンの目線から見た天沢聖司と月島雫の描写になっています。
あくまで筆者の推測ですが、演出家や監督で最初からこの構図が頭の中にあり、バイオリンよりもチェロの方が絵面が良くなると考えたのかもしれません。
バイオリン職人からチェロ奏者に夢が変わった過程が描かれる?
実写映画「耳をすませば」で天沢聖司がチェロ奏者として描かれた理由4のつ目はバイオリン職人からチェロ奏者に夢が変わった過程が描かれるかもしれないからです。
予告やポスターだけで判断すると聖司くんは最初からチェロ奏者を夢にしている気がしますが(^^;
ジブリアニメのファンを気持ちも考えて、聖司くんの夢が変わった過程が描かれることを期待半分で予想しました。
もしかしたら、映画の中で聖司くんがバイオリン職人を目指していたがチェロ奏者に夢が変わった過程が出てくるかもしれません。
ジブリアニメの「耳をすませば」では聖司くんのおじいさんはチェロを弾いています。
おじいさんの影響でチェロ奏者が夢に変わったとなっても不自然ではないですよね。
チェロ奏者の方がバイオリン職人より話が広がりやすい?
実写映画「耳をすませば」で天沢聖司がチェロ奏者として描かれた理由の2つ目の理由はチェロ奏者の方がバイオリン職人より話の幅が広げやすいのではと予想しました。
職人というと縁の下の力持ちというようなイメージで、表舞台にはあまり出てこない印象がありますよね。
とても素敵な職業ですが、映像化となると演奏者の方が映像映えしそうな気がします。
また、主人公の設定を演奏者にすることによって、成功と挫折や友情、恩師といった映画の背景となる部分も幅が広がるような気がします。
今回の実写映画「耳をすませば」はジブリアニメ版で描かれた中学生時代とその10年後が描かれます。
聖司くんの10年間の紆余曲折を描くとなると職人より演奏者の話の幅が広がると考えたのではないか?と予想しました。
原作では天沢聖司の夢は画家だった!
実写映画「耳をすませば」で天沢聖司の夢がバイオリン職人からチェロ奏者に変わっていることで、様々な意見がありますが原作で天沢聖司の夢は画家だったそうです!
原作「耳をすませば」は柊あおいの漫画作品で少女マンガ『りぼん』で1989年8月号 から 11月号にて連載されていました。
「耳をすませば」の原作では、聖司の夢は「画家」でしたが、映画は「ヴァイオリン職人」を目指す青年という設定で描かれています。原作漫画の中では、「画家」を目指す設定の聖司はヴァイオリンを弾くことがない為、雫がカントリーロードを歌う場面も出てきません。「ヴァイオリン職人」を目指す青年のキャラは、漫画にはできない「音」で世界観を表現する力を持つジブリだからこそ取り入れることができたオリジナル設定でした。
引用:BiBi
原作で天沢聖司の夢は画家であったことからあのカントリーロードもでてこないとか( ゚Д゚)
実写版の公開が控えているということで、原作とジブリアニメの「耳をすませば」は比べてみるのも面白いかもしれませんね。
まとめ
今回は、実写映画「耳をすませば」で天沢聖司の夢がバイオリン職人からチェロ奏者に変わっている理由について考察してみました。
筆者は次の5つが変更されて理由かな?と考えました。
・バイオリンよりチェロの音域が映画に合う
・チェロの方バイオリンより習得しやすい
・バロンが小さいのでチェロの方が絵面がよい
・バイオリン職人からチェロ奏者に夢が変わった過程が描かれる?
・チェロ奏者の方がバイオリン職人より話の幅が広がりやすい?
皆さんと同じ考えはありましたか?
あくまでも、筆者が個人的に考えたことですので参考程度にして頂ければと思います☆
また、原作の漫画では天沢聖司の夢は画家だったということも驚きです。
「耳をすませば」がジブリ映画になった時も聖司くんの夢が変わっているということで色々な意見があったかもしれません。
それでも、ジブリ版の「耳をすませば」は20年以上たった今でも人気作品ということで、実写映画も人気作品になるかもしれませんね。
個人的に、聖司くんと雫の10年後が観られるのがとても楽しみです。
ここまで読んで頂きありがとうございました!
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